有川靖夫の日記・地涌の会のブログ

釈尊と日蓮大聖人の本当の教えを学び実践する会

日本が北の脅威に悩まされる根本原因

 安倍総理は、今回の衆議院の解散は「国難突破解散だ」と語り、北朝鮮への対応について国民に信を問うと話した。この事について私は、釈迦と日蓮大聖人の本当の教えを学ぶ者として一言述べておきたいと思う。

 そもそも安倍総理は、北朝鮮核兵器をちらつかせての理不尽な暴挙を激しく非難しているが、日本が北の脅威に悩まされる根本原因はどこにあると思っているのか聞いてみたい。

 物事にはすべて原因があって結果があるのである。それを解明しないまま、ただ、北朝鮮に圧力をかけねばならないと対抗策を弄するだけでは、根本的な国難突破はできないことに気付くべきだ。

 西暦1274年・文永11年10月5日、日本は蒙古襲来にあった。いわゆる文永の役である。さらに、1281年・弘安4年5月21日、再び蒙古の襲来に遭うという(弘安の役国難にあった。

 当時、国の安寧を願う日蓮大聖人は、1260年・文応元年7月16日、国難に遭う原因は「廃残権教を信ぜし罰なり」との洞察から、時の最高権力者である幕府に「立正安国論」を上奏し間違った宗教を信ずることを止めるよう諫めた。

 そして、もしこの諫めを拒否するなら、日本は様々な災難に遭い、やがては他国に攻められるであろうと予言した。

 しかし、幕府はこれを受け入れず、逆に日蓮大聖人を亡き者にしようと首の座に据えたり、佐渡へ島流しするなどの攻撃の挙に出た。その結果、日蓮大聖人の予言は的中し、蒙古の攻めに遭う羽目になった。

 時代は変わり日本は今、蒙古襲来どころか北朝鮮の核攻撃によって日本列島全体が沈没する危機に遭遇しているのである。

 安倍総理、日本はなぜこのような危機にさらされたのか、原因は何なのか熟慮すべきはなかろうか。貴方は、自民党公明党連立政権で日本を守る、といっているが私はできないと断言したい。

 貴方は公明党と一緒にというが、公明党の議員は99%が民間の一宗教団体・創価学会の幹部を務めた人ばかりである。議員在職中は政治活動に専念するが、議員を止めれば古巣に戻る人たちなのである。

 そして彼らを議員にしているのは学会員だ。その学会がいまや、日本という国の中に、もう一つの創価王国とも言うべきものを創りあげたのである。

 そして、安倍自民党政権は。創価学会の票なくしては安定政権を維持できないまでに弱体化してしまったのである。

 10月12日は日蓮門下にとって記念すべき最良の日である。それは、日蓮大聖人57歳の1278年・弘安2年10月12日、末法の民衆を成仏に導き世界平和を実現するための本門戒壇の大本尊をご図顕された日である。

 しかし、学会の機関紙・聖教新聞はそのことを一切報道していない。昔はそんなことはあり得なかった。その理由は、学会は長年の主張を翻し、この本門戒壇の大本尊と決別することを宣言し、後戻りできない状態になってしまったのである。

 このことは極めて重大な事件であって、学会が日蓮門下の異流義となってしまったのであれば、大聖人の御金言に照らし、学会とのしがらみにどっぷり浸かっている安倍政権が続く限り、災害はおろか他国侵逼の難に悩まされることは避けられないのだ。

 私は今、このことを心底心配し、地涌の会の会主として日夜、安倍総理創価学会と組んだことによって引き起こされる、日本と日本国民への総罰を少しでも食い止めるために、真剣な朝晩の5座3座の勤行に努めている。