有川靖夫の日記・地涌の会のブログ

釈尊と日蓮大聖人の本当の教えを学び実践する会

政治と宗教-天下取りをめざす創価学会その2

 創価学会参院に同志を送り、続いて衆院にも進出した目的は、日蓮大聖人の王仏冥合論を実現するためであったことは疑いない。

 王仏冥合とは王法と仏法の関係の在り方を指南されたもので、大聖人の御書には「戒壇とは、王法仏法に冥じ、仏法王法に合して・・建立すべき」とある。この意味は、王法とは一国の政治、仏法とは一国の宗教を意味し、この両者が冥合することによって理想社会が実現できることを説いたもの。

 平たく言うならば、政治には仏の慈悲の精神が脈打っていることが大事であり、国民には仏の平等利益の政策が施されることが必須であることを説いていると解釈できようか。

 学会の池田会長はこの王仏冥合の実現を具体的に言えば、仏法の精神を帯した学会のエリートたちが政界、官界、財界、教育界等々社会のあらゆる階層のリーダーとなって活躍する学会による総体革命を起こすことと指導した。即ち、学会が(自らが)天下を取るとの野望を夢見たわけある。

 前述したように、王仏冥合とは池田氏が考えたような学会が天下取りの野望を実現することではない。これでは崇高な大聖人の理念が、池田氏の我欲が混入され、本来の冥合の崇高な意味がネジ曲げられてしまったと私は見ている。(続く)