有川靖夫の日記・地涌の会のブログ

釈尊と日蓮大聖人の本当の教えを学び実践する会

選挙期間中の聖教新聞の読み解き方を教えます

 10月14日の聖教新聞を基に、報道された言葉の読み解き方を伝授します。

 まず、1面の大見出しは「栄光の大海原へ神奈川が勇戦」とあり、原田会長と永石婦人部長がそれぞれ保土谷区と旭区の会館の礼拝室で行われた大会に出席したことを報じています。なぜ原田会長らはこの地に出向いたのでしょうか。

 この両区は衆院選神奈川6区の選挙区であり、公明党の上田いさむ氏が立候補している地域です。原田会長らは上田氏当選を目的にして、学会員の選挙活動を盛り上げるためであったことがわかります。

 この大会では、地元の幹部が前座で登壇し、「やらんかな」の決意で逆境を跳ね返し「創価の底力を示そう」と訴えたと報道しています。ここに学会の本音が表れています。

 即ち、学会は選挙のたびに、公明党が獲得した得票数は即、学会の力のバロメーターであると考えているのです。

 したがって、公明候補の当選責任者(支援長)に任命された学会の幹部は、選挙後に何票取ったかでその後の人事に影響するので、必死の覚悟を以って会員指導に全力を尽くすわけです。

 学会が選挙活動にシャカリキになる理由の本音は、公明候補云々よりは学会の底力を世に知らしめることができたかどうかに重重点をおいているのであります。

 また、ある幹部は「勇気の対話拡大で断固、勝利の金字塔を」と述べていますが、対話拡大とは親戚友人知人へ公明支持を依頼することであり、「勝利の金字塔」とは当選させようという意味なのであります。

 最後に原田会長は「勢い」が大切だと訴え「今日ここから我々が総決起して、必ず勝利を」と強く呼びかけています。「今日ここから」と呼びかけられた会員は、会合が終わるとまっすぐ家に帰るのではなく、道中、食堂や喫茶店に寄ったり、店で買い物をしてドルを落としながら、政治活動を行うことが多いのです。