有川靖夫の日記・地涌の会のブログ

釈尊と日蓮大聖人の本当の教えを学び実践する会

安倍総理に利用された公明党・創価学会

 今回の衆院選結果で私が最も着目したのは、公明党が6議席も失ったことである。

 国会議員には一人当たり毎月65万円もの政党助成金が支払われているから、6議席を失ったということは公明党は次の衆院選までに月にして390万円の政党助成金がもらえなくなったことになる。これは党にとって大きな痛手であろう。

 なかでも神奈川の小選挙区候補がまさかの落選をし、必死で選挙活動をした宗教団体・創価学会の会員の落胆は筆舌に尽くせないものがあろう。

 公明党はなぜこれほどまでに敗北したのであろうか。

 まずもって言えることは、自公が取引している中には、公明が小選挙区候補を出していない選挙区では、公明が自民党候補を支援する代わりに、比例票については自民党員は公明党に配慮することになっている。

 しかし、今回は安倍政権に危機感があり、自民は公明党創価学会の応援を受けても比例票においては公明に入れず手を抜いた党員が多かったのではないか。結果として公明党安倍総理に利用されたのである。

 公明党創価学会は組織の機関決定があれば皆がそれに素直に従うのであるが、自民党には党員に対する機関決定の拘束力があまり効かず、信頼できないところがある。公明党敗退の原因は自民の手抜きであることは明らかであろう。選挙後、安倍総理は山口代表に申し訳なかったとお詫びしたと聞いている。

 しかし、なぜそうなったのかについては、私は違う見方をしている。誤解を恐れずズバリ結論を述べておく。いまや公明党創価学会日蓮門下と自称しながら、日蓮大聖人の世出の本懐たる弘安2年10月12日ご図顕の本門戒壇の大本尊に決別したために、諸天善神の加護を得られなくなったのである。今後も次第に生命力を減退し、連立政権の枠組みも変わってくる可能性も生まれるであろう。このことは公明党創価学会が自ら招いた他国侵逼の難なのである。