有川靖夫の日記・地涌の会のブログ

釈尊と日蓮大聖人の本当の教えを学び実践する会

泣く子も黙る共産キラー(市川雄一秘話②)

 「永遠の空席」と思われていた創価学会の参謀室長に任命された市川雄一氏。このポストに就く者は、池田大作氏の後継であり次期会長に就任される人とうわさされていた。

 当時、政界では上田・不破兄弟が率いる日本共産党が、民主連合政府樹立の構想を掲げ、人民議会主義の理論を展開、紙爆弾と言われた赤旗の号外やチラシを国中にばらまき隆盛を極めていた。

 そんななか,市川は、このまま共産党の主張を野放しにしていたのでは彼らの躍進を止めることは出来なくなるとの危機意識から、機関紙局内に理論派の記者を集めて共産党対策に本腰を入れた。

 まずもって市川は、共産党がそれまで公表してきたすべての書籍や文献を読み切り、問題だと思われる疑問点を整理したうえでメンバーに割り振り、公開質問状形式の原稿を提出させた。メンバーの原稿やゲラになった文章は市川によってうんざりするほど加筆訂正された。その粘りとしつこさは異常としか言いようがなかった。

 そして出版されたのが「憲法三原理をめぐる日本共産党批判」である。200を超える質問に共産党は未だに回答していない。二段階革命論、複数政党・信教の自由の危機、人民憲法と強大な軍事力ー等々、古くて新しいテーマに満ちている。池田氏

この書を高く評価し自らの参謀バッジを市川の背広に付けたのではないか。