有川靖夫の日記

カントが唱える真善美に利を加えた普遍的な価値の獲得に日々努力しております。

多数(力)=正義を容認するメディア社会・日本の危険性

 ゴールデンウイークに突入しました。東京・大阪などは天気にめぐまれそうですね。皆さん如何お過ごしでしょうか。

 さて、国際社会はいま、北朝鮮の核実験問題をめぐり風雲急を告げていますね。韓国人のみならず日本においても、北朝鮮の核弾道ミサイルが飛んでくるのではないかと心配している人が大勢いるのではないでしょうか。今こそ安倍政権は日本国民のこうした不安を解消するために賢明な政治を行うことを強く要求いたします。

 さて、その安倍政権ですが、第1第2次内閣において、政治とカネなどの問題で辞職した閣僚は合計7人にものぼっています。そして現在の第3次内閣では、先日、今村復興大臣が2度にわたる失言をして辞任しました。女性スキャンダル問題でマスコミを騒がせた政務官のあきれた行動などを知るにつけ、国民はあきれ果てているのではないでしょうか。

 しかし、安倍政権の支持率は下がるどころか上がっているのです。それはなぜなのでしょうか。国民の中には、野党の民進党政権になるよりはましだから、との消極的理由を挙げる人が多いのです。しかし、私は国民にとってこれほど不幸なことはないと苛立ちを禁じ得ません。

 加えて、大阪の森友学園問題や、東京の豊洲市場移転問題などでも、厳しく監視し解明すべき立場のマスコミの一部のリーダーが、安倍総理自民党を擁護すると思われても仕方がないようなコメントを発していることにも忸怩たる思いを抱いています。

 このような日本の政治状況を私は、何とかしなければならないと考えている。

冒頭のべた北朝鮮問題をみると、アメリカも北朝鮮も正義は自分たちにあると主張して互いに一歩も譲ろうとはしない。その先にあるものは力による決着しかないということになる。しかし問題なのは、力=正義とは必ずも言えないのだ。

 確かに、力なき正義は無力ではある。逆に正義なき力は人間に恐怖をもたらすだけだ。正義と力の両立こそが人類の命題なのだが、実現は皆無に等しい。現在の日本政治の実態も、多数(力)=正義の風潮がまかり通っていて、一部のマスコミがそれに介入し世論を操作している。「今村復興相は被災者に寄り添っているふりをしないといけない」とコメントした評論家がいたが、語るに落ちる話ではある。

 哲学者の福田恒存はその著「否定の精神」で「問題は情熱にある。だれが、いつまで、なにを真実だと主張しつづけるかーそのことにすべてはかかっている」と。これこそ正義の言論ではないか。

 政治の安定は大事ではある。しかし、これほど不祥事を連発している安倍政権を、庶民の党・清潔な党・公平な党を標榜する公明党創価学会(就中、男子部女子部、婦人部の皆さん)は、いつまで支え続けるのでしょうか。良いことないと思いますよ。