有川靖夫の日記・地涌の会のブログ

釈尊と日蓮大聖人の本当の教えを学び実践する会

悩み苦しみから離れる方法

 人間にとって精神的な悩みと肉体的な苦しみは、多かれ少なかれ何人にも襲い掛かってくるものである。この厄介な悩み苦しみから離れるにはどうすればよいのか。

 この難題について日蓮大聖人は次のように説いている。即ち、「衆生本有の妙理を観ずべし」と。衆生、即ち人間が、本有、即ち本来元々自分自身が所持している妙理を観じなさい、と。逆に言うならば、衆生本有の妙理を観ずることが出来なければ、悩み苦しみから解放されることは出来ないと言うのだ。

 しからば、衆生本有の妙理とは何なのか。これが根本的なテーマと言えよう。ズバリ明かしましょう。妙理の妙とは、「只我が一念の心・不思議なる処を妙とは云うなり」と。さらに不思議とは「心も及ばず語も及ばず・・」また有でもなく無でもなく有無でもなく「有無に徧して中道一実の妙体」即ち南無妙法蓮華経という仏の生命のことをいうのであると。

 したがって、南無妙法蓮華経という仏の生命を認められた本尊に南無妙法蓮華経と唱えたときに、衆生本有の妙理を観ずることができ、その時に悩み苦しみから離れることができるということが結論なのだ。あとはやってみるしかない。私はこのことについて絶対的な確信を持っているので、縁ある人にお勧めしている。

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