有川靖夫の日記・地涌の会のブログ

釈尊と日蓮大聖人の本当の教えを学び実践する会

久遠元初の誓願と真の魂の独立

 釈迦と日蓮大聖人の本当の教えを学ぶ「地涌の会」の有川靖夫です。

 今日は、久遠元初の誓願と魂の独立という大事な話をしたいと思います。釈迦が説いた法華経を知らない人々は、釈迦がいつ悟りを得て成仏したのかについてわかっていません。

 インドのマカダ国の王子として育った釈迦は、16歳のときに世間的な快楽を嫌い、思想的な満足を得たいと願い、出家して様々な師を求め学び修行をしました。この間、難行苦行を重ねましたが、30歳の時に現在のブダガヤの菩提樹の下に安座し瞑想を続けた結果、遂に誰人にも壊すことのできない絶対的な幸福境涯を取得しブッダとなりました。これが法華経の教えを知らない人々の認識です。

 しかし、釈迦は50年の説法のなかで、亡くなる前の8年間説いた法華経において、自らが悟りを得て仏となったのは久遠の昔に菩薩の修行をして仏になれたことを明かすのであります。即ち、永遠の生命、生命は永遠に続くものであることを説いたのであります。

 さて、日本に生まれた日蓮は出家して仏道修行に邁進します。そして32歳の時に南無妙法蓮華経を題目とする立宗宣言をし、58歳となられた1278年(弘安2年10月12日)に出世の本懐たる本門戒壇の大御本尊を造立されました。

 立宗宣言から戒壇の大御本尊を造立されるまでの如説修行を続けられる中で、法華経の布教活動を展開したがゆえに被った数々の法難が、釈迦が予言したことと寸分違わぬことから、自らが仏教の本仏であることを確信されるわけです。

 ということは、釈迦は本仏に非ず迹仏になるのであります。ということは、久遠の昔に釈迦が仏になれた菩薩道の実態こそ、久遠の当初(さらに遠い)たる久遠元初において本佛として悟られた日蓮大聖人の当体である南無妙法蓮華経の唱題によって仏になれたことになるのであります。

 そして、この久遠元初において日蓮大聖人に南無妙法蓮華経の下種を受けた本眷属(地涌の菩薩)が、釈迦滅後2000年以後の今日にあたる末法(釈迦の教えが衰えて成仏ができない時代のこと)の世に生まれ出て広宣流布することを誓った説いているのであります。

 さらに、本仏である日蓮大聖人の教えによれば、本門戒壇の大御本尊は「日蓮が魂を墨に染め流して書き手候ぞ」というものであることを断言されている。

 以上のことから本日の創価学会の機関紙「聖教新聞」に掲載された池田大作氏のメッセージにある「魂の独立」とは日蓮大聖人の出世の本懐たる本門戒壇の大御本尊に帰依すること以外には出来得ないのであります。また、それが出来てこそ日蓮大聖人直結の教団になれるのであります。

 逆に、本門戒壇の大御本尊に決別したのでは誤った魂への独立ということになるのであります。そして悲しいかな、本門戒壇の大御本尊を離れた教団では久遠元初の誓願も果たすことができなくなるわけです。日蓮大聖人の本当の教えでない教えに縁する気の毒な会員が世界中増えても他国侵逼の難を招くだけで真の広宣流布とは言えないわけであります。後世のために今日は以上のことを述べておきます。