有川靖夫の日記

カントが唱える真善美に利を加えた普遍的な価値の獲得に日々努力しております。

宗教を考えるときの大事な視点

 充実した人生を送るために欠かせないのが正しい宗教である。宗教なんて必要ない、と思っている人は、間違った宗教の弊害を見ている場合が多い。しかし、本当の正しい宗教を知れば、そうした思いは180度変わる。幸い私は、中学1年の時に日蓮大聖人の究極の教えに出会うことができた。就中、日蓮立正安国論に説かれた個人の幸福と国の安全・平和の両立をめざす大確信溢れる主張には、大いに魂が揺さぶられたのである。

 そもそも、宗教とは何なんであろうか。そして、宗教の目的は何なんだろう。私はずっとこのことを考えてきた。なので、世にある様々な宗教に触れてみた。教会やお寺や道場に足を運んで、信者さんたちと行動を共にしたり、責任者の方々に沢山の疑問点を質問をして理解を深めてきた。そうした中で私は、宗教に対する自分なりの考えを持つことができた。

 第一は、開祖は誰なのかを確認することである。同時にその開祖の教えが書かれた文献が存在するのかを確認することが大事である。

 第二に、教えの内容が曖昧であったり、あまりにも道理に合わのないものは問題があると思う。現代社会は科学の発達が目覚ましい。科学的に証明できるものは疑う余地がない。しかし、化学には限界があることも事実だ。だから、ある程度道理に合って納得できる教義があることが必要なのだ。残念ながら、あまりにも神秘的過ぎるものは捨てざるを得ない。

 第三は、その人の教えを信じて行じた結果がどうであったか、効果の内容を検証することが最も大事である。一時は良かれと思っても長くやっていくうちに、願っていたことと逆の結果が出てくることがあるから、ある程度の時間が必要である。しかし、必ず現証が出てくるからごまかしはできない。

 第四に、宗教は基本的に人々の深刻な悩みを解決する道を指南することが大目的であるから、入会時や修行のコースなどに高額なプライス表が決められていたり、行事のたびに金がかかるというのは、好ましいとはいない。教団の維持や布教活動にはカネがかかるから、一定の負担を信者にお願いすることはやむを得ないとは思うが、信者のお布施は志が基本であると思うので、貧しい人でも参加できるようにすることが求められると思う。とくに、費用について公開しないようでは信用性が疑われても仕方あるまい。