有川靖夫の日記

カントが唱える真善美に利を加えた普遍的な価値の獲得に日々努力しております。

東北大震災から6年、沼の除染に注目の

 東北大震災から6年が経過した。果たして除染はどこまで進んだのであろうか。私の大きな関心事は、福島県人の食の安全を確保することだ。食の安全の最後の砦はコメの安全であろう。

 私の母の実家は南相馬市である。昨年、私は同市を訪問した。同市には200を超える大小さまざまな沼がある。なぜそんなに沢山の沼があるのか私は不思議だったが、地元の方にそのわけを伺い感動した。

 南相馬市は海に近く平野部が広々としていて高い山がない。そのため、雨水を確保できず米つくりは不可能と思われていた。ところが、昔、有名な二宮金次郎が訪れたとき、彼は地元民にこのような土地柄でも、沼をたくさん作れば、そこにたまった雨水を引いて米を作ることはできるのですよ、とアドバイスしたという。

 しかし、この沼には現在、3・11の大震災で東京電力原子力発電所が破壊され、放射能汚染水が流入し米つくりは絶望的になってしまった。沼底の泥は高濃度の放射能で汚染されてしまったのである。

 安倍政権は数年前に、この沼の汚染を除去するために5000億円ほどの予算を付けた。地元や周辺の水処理業者は一斉に声を上げ仕事を請け負いたいと様々な会社が取り組を開始した。しかし、その期待は打ち砕かれた。5000億円の予算執行は土地連の会長に就任した自民党の二階幹事長が実験をにぎり、請負業者は菅官房長官の地元・横浜に本社があり安倍総理に近い会社が請け負うのではないかとの話が流れている。

 そういえば、安倍総理は同市を訪問し宿泊までしている。また、話題の総理婦人も

現地を訪れ田植えをしている報道があったように記憶している。沼の除染をめぐる膨大な利権の行方がどうなるのか、これからマスコミの目も厳しくなるであろう。